長期国債買い入れ

アメリカの連邦準備理事会(FRB)が政府発行の国債買い入れを発表した。
これは、日銀や英中銀もやってるけど、ようするにお金を刷って国債を買おうとしているわけだ。
なんという錬金術


経済対策で膨大な国債を発行するアメリカ政府だが、さすがに多すぎて売れなくて国債の値段が下がる(=金利が上がる)から、FRBが無理矢理買い取ろうということだな。
金利が下がればドルも下がる。
いろいろなところに波及して、問題がないわけでもないけど、問題が深刻になるにはそれぞれ時間的に差があるから、とりあえず直近の問題を解決して、次に近い問題が深刻になる前にそれに対処して・・・と、綱渡り的な政策を連続的にやっていくことになるんだろう。


ここ何日かは楽観的な発表が続いてたけど、実際はそんな気楽な状況ではないよ、と。