存在価値とか

インターネットでソフトを公開したりして、活躍してる人はいっぱいいる。
それなりにすごい技術を持った人たちだ。
ネットはグローバルだから、目立つのはそういうすごい人で、その人たちがいれば普通のしょぼしょぼプログラマは何かを作って公開する必要すらない。
インターネットの1利用者でしかないなら、インターネットにとって存在価値は無いのかもしれない。
どこかのサイトにアクセスして、ユーザー登録したり広告をクリックしたり、そうでなくてもアクセス数1になるだけでも、なんらかの貢献をしているのかもしれないけど。


プログラマとしてどこかの会社に入ってれば、会社が給料を払ってくれるということは、会社にとってそれだけの金額分の存在価値があるということだ。
インターネットみたいなグローバルな世界じゃなく、会社の仕事の範囲だから、しょぼくても人数が必要な場合もあるし、世の中全体で見ればしょぼくても会社の中では技術が評価されているのかもしれない。
いま、仕事でIE用のプラグインを作っているのだが、ウチの会社ではそんなものが作れるのは俺しかいないわけで、そういう意味では存在価値を認められているともいえる。
でも会社のほんとの仕事、業務系の設計とかはできないから、そういう意味ではあんまり役にたってないかもしれない。


会社で頭数だけの存在だったとしても、給料をもらって生活していれば、税金もちゃんと払ってるし、家賃とか食費とかで経済を回しているわけだから、社会に貢献はしている。
ただ、こういうふうに考えていくと、この手の意味で「存在価値が無い人」っていうのが出てきてしまう。
税金を払ってない、経済も回してないホームレスの人とか。
ダンナの給料で毎日だらだら生活してる主婦とか。
「自分は世の中に貢献してない、存在価値の無い人間なんだろうか」と相談されても、正直いって答えに窮する。
まあ、そのへんはまた今度考えよう。