Ruby191の速さ

Ruby1.9.1はRubyVMの採用で動作が速くなった。
が、たとえばM17Nのせいで文字列処理やevalは遅くなっている。
じゃあ、具体的に何が速くなったのだろうか。
ということで色々と試してみたところ、特にループと計算が速いよーな気が。
計算が速いというのは要するにメソッド呼び出しが速いという事なのか。
いや、そうじゃなくて、基本的な計算に特化して最適化する仕組みが搭載されているのだろう。
メソッド呼び出しについてもメソッドキャッシュとか色々と細工されているようだけど。
基本的にはVM化して入れ替えられた部分のみしか影響は無いわけで、しかしRubyの遅いのはまさにそこだったわけで。
例えばWebシステムでHTMLを色々いじるようなものではほとんど変わらなかったりするかもしれないが、ことゲームに関して言えば、Ruby1.9.1に移行すれば各種周辺ライブラリの存在意義はかなり薄くなるだろう。
使うと楽、という効果は残るが。
例えば複雑な形をした多角形と円の衝突判定なんて自分で作ってられないような気もするから、DXRubyExtensionを活用するのは選択肢としてはあり続ける。
Rubyでやるより速いのはたぶん間違いないし。
単純にループとメソッド呼び出しをC化したDXRubyMapはちょっと危ないかもしれない。
マップ描画をRuby1.9.1で動かすと結構速い。
まあ、Exerbが出ないことにはいかんともし難いのも事実で、Ruby1.9系は動向を見つつも、まだしばらくは様子見ということになるだろう。
ダウン数も少ないし。