髪型と頭装備

MMOのRPGでは、だいたい自分のキャラを作るときに見た目を選ぶことができる。
髪型とか、顔のパーツとか、ものによっては体格とか肌の色とか。
んでもって、最近のゲームでは装備で見た目が変わるものがほとんどだ。
今回は、そのあたりについて、特に髪型と頭装備について考える。


普通はキャラ生成時に選んだ髪形があって、ゲーム内のシステムで髪型を変更することもできたりする。
決まった数種類の中から選ぶのがほとんどで、自由に髪型を作ることはできない。
例外的にセカンドライフみたいなのもあるにはある。
で、頭装備はいろんなものがあって、ヘルメット系にものや、帽子、ヘアピン、リボン、ミミなど、まあいろいろだ。
それらによって見た目は変わる。


ゲームをやってると、なんとなく疑問に思うことがある。
髪型によって、装備できないものもあるんじゃないのか。
たとえば、高さ1mほどのモヒカンだったら、かぶりもの系の装備はできないはずだ。
それはちょっと極端だったとしても、ストレートの髪型に、アレンジ無しでリボンをつけることはできないだろう。
つまり普通に考えたら髪型によって装備は制限されるべきなのだ。
もちろんそんなことをしたらユーザーからの不満がすごいことになるだろうが。
いまのゲームは、装備との兼ね合いを考えて、何を装備しても(上から重ねて描画しても)問題のないような髪形にしなければならない、という制限に縛られている。
つまり、頭装備の自由度のために、髪型の自由度が制限されている。


髪型と言っても、切ったり伸ばしたりはそんなに簡単にはできないだろうけど、アレンジするのは自由にできてしかるべきだ。
キャラ生成時に選んだ髪形をベースに、好きなときに好きなアレンジに変更できるぐらいはあってもいい。
んで、装備はアレンジによって装備できる/できないがあるぐらいでよい。
高さ1mのモヒカンだって、寝かせてしまえばヘルメットを装備することはできるのだ。


将来的に、3Dのゲームだったら髪の毛1本1本をシミュレーションするゲームなんかも出てくるだろう。
そうしたら、本職のヘアデザイナーが髪型を作ったりすることもできるようになってくる。
その時には髪型と頭装備の関係も、ごく自然にあたりまえのようにできあがっていることだろう。