初心者向け開発環境とは

Rubyゲーム界に必要なのはエディタとHPでは?
http://dgames.jp/dan/?permalink&date=20090701_00
うんうん。
すごくすごくよくわかる。
専用エディタは、半分ぐらいのところまではスターターキットで行けてるから、例えばDelphiでTEditor使って、スターターキットを呼ぶようにすれば意外に簡単に作れちゃうのかもしれない。
俺はDelphiは・・・えーと、2.0の時に買って触って挫折した程度だからよくわからない。
HPに関しては色々と考える余地がありそうだ。


まず、Rubyという部分を伏せてゲーム開発環境とするのは、たぶんHSPやLBPと同列に置くと言うことになるんだと思う。
処理速度の点ではどっちも触ったことが無いからわからないが、その2つに対する優位性はと聞かれれば、Rubyです、と答えるしかない状況なのは間違いない。
HSPみたいに大量のプラグインがあるわけでもなく、情報量も少なく、新しく出てきたゲーム開発環境として、Rubyという部分を伏せて果たして選択する人がいるのか。
ちなみに、HSPは標準ではサポートされていなかったDirectX9を、プラグインで扱えるようにしちゃった人が現れるとかそういうとんでもない状態。
俺としてはHSPみたいなものと同じ土俵に上がりたくない気分。
なんせDXRubyのポイントは「Rubyで楽しくゲームプログラミング」なのだから。


んでも、HPをどうにかするのは考えている。
今みたいな「Rubyの拡張ライブラリの一つです」ってしょんぼりした感じではなく、もうちょっと、「ゲーム開発ができるんですよ」、っていうのを前面に出せたらいいな、と思う。
pygameとかはそんな感じの盛り上がりかたしてるように見える。
RPGツクールみたいに、各種エディタとベーススクリプトをセットにしたゲーム作成ツールというのは、ある意味では非常に重要なアプローチになると思っている。
最大の問題は俺にそういうのを作る技術が無いこと。
作ろうとしてる人は既にいるけど。


別の切り口で考えてみよう。
HSPプラグインで各種機能を提供している。
基盤になるのはHSPの微妙な言語と、HSPとして提供されている基本の開発環境だ。
プラグインRubyで例えるなら拡張ライブラリであり、つまり、ゲーム開発用の手軽な開発&実行環境があって、それで使える各種拡張ライブラリが揃ったら、似たようなモノとなるわけだ。
dan5yaさんのイメージはそっちのほうが近いのだろう。
俺がDXRubyをどうするかを考えてるのとは違って、もう一つ大きな視点で、Rubyをゲーム開発環境の言語として使うにはどうすればいいのか、という感じだ。
その視点で考えると、DXRubyはちょっと機能をまとめすぎているのかもしれない。


Rubyをベースに、オールインワン型の拡張ライブラリを使ってゲームを作ろうとするから、どれか一つを選択することになる。
もちろんRubyぐらいの言語になるとライブラリの設計も様々になってしまうから、すべての機能の使用感が統一されているのはいいことだが、もっとバラバラに作って組み合わせるような感じでもいいのかもしれない。
とりあえず俺もそういうイメージでvox.rbやbass.rbを作ったのだが、例えば後付けで3D描画のライブラリが使えるような仕組みとか、なにかベースになるようなモノがあるとそっち方面に向かえる。
DXRubyを分解してそれぞれ別々のライブラリにするか、無効にして別の何かと差し替えるような、そんな感じ。
そして、そういうのを自由に組み替えられるような開発環境と。


なんというか、これは既にRuby+拡張ライブラリという発想ではない。
スケールが大きすぎて、簡単に実現できるものでもなさそうだ。
面白そうだが、俺の技術を大きく超えてしまっているのも問題だ。
でもなんか考えてしまうな。
可能性としては、いいような気がする。